短冊に書かれたアメリカンドリーム

タヌキショッピングで購入できる七夕の笹ですが、実は短冊を読むことが出来るのです。短冊の願い事は書いた住民が想像できる特徴のある内容になっています。いくつかご紹介します。
It's an orange piece of tanzaku that reads...
"I wanna be a hero! And a snack would be nice too."
オレンジの短冊には
「ヒーローになれますよ〜に!おやつもあるといいな」
書いてある
日本語版は「ヒーローになれますよ〜に」で終わっているのですが、英語版には続きがあります。おやつ好きの住民が書いたようです。たぶんニワトリのBenedictですね。

readの使い方も勉強になります。普通は「読む」の意味で使われますがここでは「書いてある」と訳したほうが自然です。読むではなく書いてある?ってちょっと違和感がありますが英和辞書にも載っている使い方です。

英語版の短冊は日本語版にちょっと追加されているものと、内容が全く違うものがあります。基本的に英語版のほうが文章が長くなっています。

七夕は英語圏には馴染みのない文化ですが、日本人の感覚からすると短冊の願い事は短いものが一般的ですね。ちなみに一緒に写っているFlickの短冊は残念ながらありませんでした。

芝生の管理は大変なんです

コワイ系の住民が書いた短冊です。日本語版は「ジジくさく見られませんよ〜に」という悲しい願い事でしたが英語版は内容が全く違います。
It's an blue piece of tanzaku that reads...
"I hope someday I have a bigger lawn to tell folks to get off."
青い短冊には
「いつの日か芝生から出ていけといえるような大きな芝生を持ちたい」
と書いてある。
大きな芝生の庭がある家をいつか持ちたいというアメリカンドリームです。そしてアメリカ映画によく出てくる「芝生から出ていけ」と怒鳴る老人を表現しています。ステレオタイプですが、頑固で近所の人とうまく付き合うことができない孤独な老人が頭に浮かびます。
この短冊を読んでしまってから、コワイ系住民のイメージが映画『グラン・トリノ』のイーストウッドになってしまいました(笑)。予告編でもありますが映画ではイーストウッド演じるウォルトという老人が芝生に入ったチンピラにライフルを突きつける場面があります。

そのときウォルトが言った言葉が芝生から出ていけという意味の「Get off my lawn!」です。get offは「降りる」だけでなく「離れる」の意味でも使われます。ここでは「出ていけ」ですね。

船酔いしない強い足が欲しい

次に紹介する短冊はいつも漂流しているGulliverの願い事です。島の住民以外で短冊を書いたのはGulliverだけのようです。
It's a soaking-wet piece of tanzaku that reads...
"Grant me the sea legs of the sturdiest sailor."
ずぶ濡れの短冊には
船上でよろけない丈夫な船乗りの足をください」
と書いてある。
sea legs(海の足)で「船酔いしない」という意味です。船の上でもふらふらせずにしっかりと歩ける状態ですね。この短冊は日本語版では「ウミがアレませんよ〜に」なので内容が大きく変わっています。

願い事が書かれている短冊も特徴があって面白いです。soaking-wet(ずぶ濡れ)の短冊からはいつも波打ち際に倒れているGulliverが書いたのだとすぐにわかります。

いくつか短冊の願い事を紹介してきました。大人になってからは短冊の願い事なんて書いていませんが、もし僕がいま願い事を書くなら「家の庭につぎつぎと生えてくる笹を根絶やしにしたい」です(笑)。

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